眺めのいい部屋:E. M. フォースターとジェームズ・アイヴォリーのフィレンツェの一顧

red lounge fattoria di maiano

フィレンツェ、または一般的にトスカーナ地方は数千という映画の舞台となっています。その中のいくつかはまさにイコン的な作品ともなっています。英国文学の愛好者、またジェームズ・アイヴォリー監督作品「眺めのいい部屋」を好む方々にとってフィレンツェにて滞在すべき場所はヴィラ・ディ・マイアーノでしょう。この屋敷は実際、歴史に磨かれた至宝のような価値があり、アカデミー賞受賞の映画「眺めのいい部屋」内でもいくつかの場面の撮影が行われています。監督自身その当時ロケ場所に心底惚れ込みました。監督は実際正しく、この場所の美しさは信じられないほどです。それだけでなく、この屋敷はフランコ・ゼッフェレッリ監督作品「ムッソリーニとお茶を」の舞台としても使われています。

フィエーゾレとフィレンツェの間の緑丘に位置するヴィラ・ディ・マイアーノ は著名有力なフィレンツェ貴族の家系パッツィ家のものでした。その後1859年にこの屋敷に惚れ込んだイギリスの政治家、サー・ジョン・テンプル・リー ダーにより買い取られました。建築家フェリーチェ・フランコリーニを雇って修復にあたり、おかげで屋敷は以前の威光を取り戻しました。彼の死後、又甥によ り屋敷は著名なフィレンツェ出の外科医デオドーロ・ストーリに売り渡され、現在の所有者はその姪であるルクレツィア・ミアリ・フルチス・デイ・プリンチ ピ・コルシーニ伯爵夫人です。

屋敷の内装は素晴らしいものです。大理石の細部、彫像、壁にかけられた美しいタピストリー、フレスコ画、目をみはるような絵画に至るまで19世紀当初そのままの状態で保存されています。映画の最も有名な場面が撮影されたのはSala Rossa「赤の客間」。またジョージ(デンホルム・エリオット)とルーシー(ヘレーナ・ボーナム・カーター)が最初にキスを交わすのはムラーノのガラスのシャンデリアを頭上にしたダイニング・ルームです。屋敷の部屋はそれぞれ、タペストリーの部屋、古いダイニング・ルーム、馬車置き場、ビリアード・ルームなどそれぞれ個性的です。図書室には書庫の他、絵画や家族写真などに飾られています。その隣には古い人形を保管する「人形の部屋」もあります。しかし何と言っても圧巻なのはその景色です。2階のバルコニーから見る周りを囲む田園風景は息を飲むほどです。さらに屋敷の窓や庭園からフィレンツェドゥオーモとその周辺の街並を望むことができます。

このヴィッラではガイド付きツアーがある他、隣接するオリーブ・オイル農園見学も可能です。ファットリア・マイアーノは完璧な有機農園で300ヘクターの敷地のほとんどはオリーブ園です。11月と12月にすべて手収穫され、栄養価高い上級のエキストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルである銘柄「ラウデミオ」を生産しています。

お薦めはこの園内のアパートメント。元々古い農家や僧院であった建物を近年建築様式に充分な配慮をした上で改装したものです。 これらのアパートメントは雰囲気、静けさ、見晴らしの良い風景のためどこか懐かしい田舎家のエッセンスをそのまま残しています。

さらに夏場にはゲストは庭と周囲の田園風景に囲まれた美しいプールを楽しめます。その他農業体験、美術、修復コースの他、ヴィッラ・マイアーノ及びオリーブ・オイル工場へのガイド付きツアー、テイスティング、トスカーナ発見ツアー、また夜間サファリツアーなど、多くのアクティビティも提供しています。

園内のまっただ中にはトスカーナの典型料理、トルテッリやビステッカを味わえるレストランLo Spaccioがあります。季節の良い時は庭や見晴らしの良い テラスでのテーブルも用意、寒い季節には暖炉のある居心地の良い部屋が迎えます。

ヴィッラ・マイアーノは披露宴など特別イベントのための貸し切りも可能です。トスカーナでの最高のウェディングをご希望の方はヴィッラの内外を使って披露宴を企画できます。イタリアでの忘れられない特別な日のために理想的なセッティングであることは間違いありません。